ファンクショナルリーチ
【機能的なバランス能力を測定し転倒リスクを評価するコンテンツ】
✅たった3回の動作でバランスを計測! 片手をグーにして90度に上げた状態から、水平に前に伸ばす動作を3回行い、立位の機能的なバランスを測定!
✅転倒リスクを客観的に可視化! 測定結果の平均値と最高値をcmで表示し、転倒リスクの度合いを客観的に評価!
■TANO測定機能紹介:ファンクショナルリーチ
■同時プレイ人数:1人
■使う身体の部位:下肢(立位バランス)、体幹、上肢(リーチ動作)
「ファンクショナルリーチ」テストは、立位のバランスを測定するための評価方法で、医療や介護現場ではその頭文字から「FRT」と呼ばれています。このテストは、自らバランスを崩す動きをしてどこまで対応できるかという機能的なバランスを評価し、転倒のリスクを計測します。
【測定の手順】
- 準備: 片手をグーにして90度に上げた状態で、一旦キープします。
- 動作: 合図が出たら、手を両足をついた状態のまま、水平にできる限り前に伸ばします。
- 終了: 緑のメーターがいっぱいになったら一度手を下ろします。この手の上げ伸ばしの動作を三回繰り返します。
計測が完了すると、平均値と最高値(単位:cm)が表示されます。平均値は25~30cmで、30cm以上であれば転倒リスクが低いと言われています。一方、25cm以下だとバランスを崩しやすく転倒リスクがあるので要注意です。
この機能の最大の効果は、現場での測定の煩雑さを解消し、簡便に機能的バランスを評価できる点にあります。現場ではメジャーを用意したり目視で測定したりと案外手間なテストですが、TANOはセンサーで数値を計測するため、スタッフは声かけともしもの際の転倒見守りを実施するだけで済みます。
✅オススメポイント
▶立位バランスの機能的な評価
自らバランスを崩す「リーチ動作」を通じて、転倒リスクに直結する機能的なバランス能力を客観的に測定します。
▶測定の簡便性と正確性
メジャーや目視は不要で、センサーが正確に数値を計測。スタッフの負担を軽減し、利用者への声かけと見守りに集中できます。
▶具体的なリスク指標
測定結果が「30cm以上なら低リスク、25cm以下なら要注意」という明確な基準で示されるため、リハビリテーションの目標設定に役立ちます。
✅ADL(日常生活動作)の維持・向上にも効果的
このコンテンツは、機能的なバランス能力の向上を通じて、以下のような日常動作を支援します。
▶転倒リスクの低減
立位バランス能力が向上することで、段差や急な動作でのバランス崩れに対応しやすくなり、転倒リスクを大幅に軽減します。
▶手の届く範囲の拡大
腕を伸ばす能力が評価されるため、高い場所の物を取ったり、かがまずに床の物を拾ったりする際の動作の安全性をサポートします。
▶複合的な日常動作の安定
片手で物を持ちながら(バランスを崩しやすい状態)行う扉の開閉や着替えなど、機能的なバランスが必要なADLの安定性に繋がります。
▶活動性の維持
バランス能力への自信が高まることで、外出や趣味活動への意欲が増し、生活全般の活動量(QOL)の維持に貢献します。
